GoogleTV - 下請けにも実力がいるんだよ

こんばんはuzakadeuです。


今回(2010)Google I/Oで発表されたのGoogleTVに絡み、「IT業界とうまく付き合わないとSonyは下請けメーカーに甘んじてしまう」と言ってる人がいてビックリしました。下請けメーカーって甘んじてなれる程簡単なものではアリマセンよ。


発注メーカー側から見ると、その下請けメーカーに魅力がないと注文なんかしません。

  • コストが安い。
  • その下請けメーカーの技術がないと作れない。
  • その下請けメーカーの品質でないとブランド力を維持できない。
  • etc.


日本の製造業が世界最高だった期間は(業種によりますが)1980年代あたりのほんの10年くらいでしょう。その時代の栄光にすがっていても未来は見えません。下請けを見下すのは簡単ですが、せめてそれだけの実力を持ってないと失笑を買うだけです。


泥臭くてもいいからお金を稼いで、稼いだお金を事業強化に使い、得意分野を作って行く。そういう謙虚さと逞しさを持ったメーカーが伸びるんだろうと思います。


SonyがGoogleTVをどう考えているかは知る由もありませんが、ハワード・ストリンガーさんが行動力のあるCEOだということは分かりました。それだけでも、内弁慶が経営者に居座ってる会社の株より買う理由になります。