iPhone OSに思うこと - ぶれない投資
こんばんは。
今から約25年前の1985年、二つの出来事があった。一つはMachカーネルの開発開始。もう一つはスティーブ・ジョブズ(現Apple社CEO)によるNeXT創業です。
その4年後の1989年、NeXTはMachカーネルを採用したNEXTSTEP*1を搭載した、NeXT Computer (the cube)を発売しました。
その後、紆余曲折を経てNeXTはApple社に買収され、NEXTSTEPはMac OS XやiPhone OSに姿を変えました。
スティーブ・ジョブズはこのOSを25年間ずっと育て続けたのです。
Apple社はあまり前面へ出しませんが、彼らの競争力の源泉の一つが、きれいで、使いやすく、軽くて、堅牢かつ「独占使用できる」iPhone OSやMac OS Xにあることは疑う余地がないでしょう。対抗馬と目されるAndoroid(HT-03A)を初めて使った時は、その反応のズレ*2にガッカリして、その場で捨てたくなりました。
機能が揃い、性能も充分チューニングされ、エンジニアが育ち、このOSはスティーブ・ジョブズの構想を着実に実現して行きます。
一つのOSへのぶれない集中投資が、最高の投資効率を生み出しました。
私が技術開発で大事だと思う事、それは
経営者がその技術に惚れ込んでいること。
担当者を含む社員がその技術に惚れ込んでいること。
経営者の方、担当者の前でその技術をけなしてみて下さい*3。それも2,3度お願いします。
それでも担当者の熱意が変わらなければ、担当者はその技術に惚れ込んでいます。