製品は商いのための道具...という考え方

自分の知能・情熱を余す所なくつぎ込んだ製品を、魂の宿ったアートだと思いたい気持ちが私にはあります。


でもどんなに素晴らしい理想的な製品であっても、人の役に立たないモノは売れません。


人の役に立つモノを適正価格でタイミングよく上手に売ってこそ、商いが成り立ちます。自分の作りたいモノではなく、自分の得意なモノでもなく、ターゲットが欲するモノを提供する必要があります。
そう言う意味で製品は商いのための道具だと言えます。

  • 目的は商いで利益を上げること
  • 目的を実現するための道具が、製品、販売戦略、組織、etc


製品をアートだと考えて悪いわけじゃありません。いろんな考え方があっていいと思います。ただ商いが目的である以上、製品は商いのための道具だと考えるとシンプルになると考えています。


商いは「誰に」「何を」「どうやって」売るかが基本です。他の人との差別化もこの三点を中心に考えます。人の役に立つものを売るからには、「誰に」をまず決めて「何を」「どうやって」売るかを後で考える方が合理的だと思うのです。


                                    以上です。