ジャック・ウェルチの記事

2010年10月3日(日曜)の日経新聞ジャック・ウェルチ氏のインタビュー記事が載っていました。

ジャック・ウェルチ氏は米ジェネラル・エレクトリック社の前会長兼CEOだった方で、「20世紀最高の経営者」に選ばれた方です。*1

この方の考え方はシンプルで芯が強くよけいな雑念がなくて分かりやすいです。まるで偉いお坊さんの話のように迷いがありません。たぶん本音と建前があまり違わない人なのだと思います。




その記事の2面後に乗っていた、「民力低下」と題した記事は単なる嘆き節に聞こえました。日本を代表する企業の元/現役経営者*2が、自分の会社の成り行きの責任を他人に求めてる。




人は自分の力量を見つめる機会があまりありません。成功してる時、あくせくしてる時はそんな余裕はないですし。大失敗して痛い目にあった時に初めて自分が「普通の人」だと悟るんだと思います。程々に失敗した人は...何も悟らないんだなぁと思いました。




以上です。

*1:ちなみにジャック・ウェルチ氏は、彼とまったく逆の経営方針をとった横河電機元社長の美川英二氏を経営の神様と評しています。

*2:ソニー元会長の出井伸之氏は「世界最悪の経営者」に選ばれたことがありますし、東芝相談役の西室泰三氏は東証システムトラブルで「兵力の逐次投入」を批判されている。