iPhone 4とiOS 4に思う事
こんばんはuzakadeuです。
iPhone 4狂想曲も少し落ち着いたような気がするので、いちおうiPhone 4とiOS 4に対する私の感想を書いておきます。
これ以降iPhone 4に触れる事は(たぶん)ありません。
Appleへの期待
Appleは時々、現在とは違う未来を私に見せてくれます。
例えばiPhone 2Gが発表された時、初めてiPhone SDK、AppStoreの話が出た時がそうです。小さい頃に憧れたMach OS由来のMac OS Xと同じOSが載った小くて、シンプルな、余計なものをそげ落とした携帯電話端末。ユーザにアプリ開発を許すiPhone SDK、開発したアプリ流通の場であるAppStore。心底興奮しました。
今回のiPhone 4とiOS 4
今回のiPhone 4の新しいスペックは
- 外観。従来の曲線美から一変、直線的なフォルムへ。
- 解像度がHVGAから縦横2倍のFVGA++(960x640)へ。
- CPUがA4になって圧倒的なCPUパワー。
- WiFiが802.11nに対応。
- 3Gが5バンドに。(2.1GHz, 1.9GHz, 800MHz, 850MHz, 900MHz)
- ジャイロスコープ搭載。
- インカメラ搭載。
- アウトカメラが500Mピクセルに。
- LEDフラッシュ追加。
- 大容量バッテリーによる長時間駆動。
- ノイズキャンセル用マイクを追加。
iOS 4の新しいスペックは
といったところだと思います。
きっちりブラッシュアップした良い製品だなとは思いますが、残念ながら新しい未来を予感させるものではありません。ちょっとキツい言い方をすると、他メーカの端末で既に実現しているか、すぐに実現できる事ばかりです。
iPhone 4は売れると思います。
iPhone 3Gを買った人が二年縛りから解放されてiPhone 4を購入するでしょう。iPhone 3GSを買った人達も救済処置が用意されればiPhone 4を購入するでしょう。また、ドコモを信じて待っていた人がしびれを切らしてiPhone 4を手にするでしょう。
普通のケータイ(いわゆるガラケー)より買い易いのでガラケーからiPhoneに機種変更する人も大量にいるでしょう。
iPhone 4でアプリの幅も広がります。
ジャイロや高解像度ディスプレイ、カメラも、そしてインカメラの搭載もいろいろアイデアが湧いてきます。iPhone 2G/3Gを持つユーザがかなり減って、高性能な機種(iPhone 3GS, iPhone 4)だけをターゲットにする商売も成り立ってきます。またiAdに新しい収益を期待できます。
また来年のWWDCに期待します。3年半ぶりに何か違う未来を見せてくれることを願いつつ。
【追記】
私が言いたい事にある程度近い(少し違うところもある)記事を見つけたので紹介します。
http://hmdt.jp/archives/2010_06.html#2010060801
http://digimaga.net/2010/06/iphone-4-is-galapagos-mobile-telephone.html